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水のトラブルに関するコラム詳細

トイレで水漏れがあった場合や異物を排水管に落としてしまった場合の対処法

トイレで水漏れがあった場合や異物を排水管に落としてしまった場合の対処法家庭で起きる水道トラブルの多くは使用頻度の高い台所やお風呂場、そしてトイレに集中しています。
トイレで水漏れはトイレに行きたくなった時に安心して自宅のトイレが使えなくなってしまい、相当な不便を強いられることは間違いありません。
しかし365日いつでも起きる可能性がありますし、運が悪いと深夜・早朝や日曜祝日に起きてしまうケースもあります。
トイレの水道トラブルはないに越したことはありませんが、起きてしまうことは否めません。

そこで今回は、トイレの水漏れ原因やその予防法、万が一トイレに物を落としてしまった場合の対策などについてまとめました。

トイレで起きる水漏れの原因

トレイで水漏れが起きる原因は簡単に特定できませんが、一番厄介な原因は便器や排水管の損傷です。
長く使っているうちに老朽化してしまい傷・ヒビが入ると、かなり大規模な水漏れが発生しトイレの床や壁などが汚れてしまうこともあります。
トイレは他の水回りに比べ多様な部品で構成されている設備なので、タンク内の部品がどれか壊れているという可能性も考えなければなりません。

オーバーフロー管・ボールタップなどいくつかの部品が連動してトイレの水を流す仕組みになっているので、水を流す際に何かおかしいと感じた時はタンク内の動きを確認してみましょう。
さらにシンプルな原因として、水栓部分の金具が緩んでいる・水栓がしっかり締まっていないというケースも十分考えられます。
水栓金具が原因であれば、金具の交換などをDIYで対処できればすぐにトイレを元通り使用できるようになるでしょう。

便器に落としてしまいがちなもの

少し変わった水漏れの原因として、便器に落としてしまった異物で排水管などに傷をつけてしまうというケースがあります。
ハンカチなどであれば水漏れに至らず水がきちんと流れていかないという詰まりだけで済むのですが、便器や排水管に大きなダメージを与えるものを落としてしまうというケースも少なくありません。
その代表的な例がスマートフォンで、便座に座りながら操作したり動画視聴したりしているうち、思わず手を滑らせてしまう方がいらっしゃいます。
スマートフォンはそれほど重量があるものではありませんが、陶器製の便器に思わぬ傷を入れてしまうことも少なくありません。
スマートフォン以外にも、ペンやアクセサリーなど金属・プラスチック製のものが便器内に落ちてしまう可能性はあります。

これらのものをそのまま水で流してしまうと、あちこちにぶつかって傷が広がってしまう可能性があり詰まりだけでなく水漏れトラブルになることもあるので気をつけましょう。

トイレに物を落とした場合はすぐ取り出すのが最重要

どんなものであれ、本来トイレに流さないはずの異物を落としてしまった時はすぐに取り出すことが一番大切です。
水を流すなどしてしまい、奥に行けば行くほど物を取り出すのが困難になります。
また、奥のほうで発生する水漏れほどその影響は大きく修理費用も多額になってしまうリスクが高まるので注意が必要です。

スッポンなどの道具や棒で異物を取ろうとするのも、便座を傷つけてしまう可能性があるのであまりおすすめしません。
手を伸ばして届く範囲であれば、ゴム手袋をした手で直接取り出すのが一番確実で安全な手段です。

排水管まで異物が落ちた場合は無理に流さないように

万が一排水管のほう、手を伸ばしてもまったく届かないような場所まで異物が流れて行ってしまった場合、無理やり水で流してしまうのは一番良くありません。
排水管の奥で詰まりが発生すると自力修理がまず無理となってしまいますし、水漏れとなればトイレだけでなく戸建ての床下部分・集合住宅の共用部分などにも水漏れの被害が出てしまうことが考えられます。
排水管のほうまで異物が流れてしまった際は、すぐ修理業者を呼んで対処してもらいましょう。

業者に連絡が必要なケース

異物を落とした時に限らず、水道トラブルは部品交換など原因が簡単に特定できるケース以外は業者の方に原因を突き止めてもらい作業をお願いするのが基本です。
以下のようなケースは、速やかに専門スタッフに診断・修理をお願いするようにしましょう。

・元栓を閉めても水漏れがまったく止まらない
・水漏れの原因が特定できない
・タンクレストイレなどDIYでの修理が難しい構造のトイレ設備である
・DIYの経験がなく自力での修理が不安

こういったケースの場合は、迷わず修理業者を呼ぶことで迅速な解決をしてもらえます。
とくにトイレは毎日何度も使う場所なので、一刻も早く修理して元通りのする必要があります。

付き合いのある修理業者がいない場合、地域で信頼されている水道局指定工事店を探してみてください。
水道トラブルの修理業者のなかには、365日対応している業者もあります。
そうした業者をあらかじめ把握しておけば、曜日や時間帯に関係なくすぐに修理してもらえるでしょう。