1. ホーム
  2. 水道コラム
  3. 高額請求される前に知っておきたい水道業者の選び方

水のトラブルに関するコラム詳細

高額請求される前に知っておきたい水道業者の選び方

高額請求される前に知っておきたい水道業者の選び方水道関係のトラブルは、予兆なく急に起こることがあります。
蛇口をひねっても水が出ない、トイレの水の流れ方がおかしい、そのような状態では、衛生的で心地のよい生活は送れないでしょう。
トラブルが発生してからではなく、緊急事態が発生する前に、あらかじめ修理業者をチェックしておくとよいです。

突然のトラブルで水道の修理を依頼する際、新聞受けに投函されるマグネットの広告に電話したことのある方もいるのではないでしょうか。
すべてとは言いませんが、その広告の業者に依頼をして、高額請求をされるケースは少なくありません。
高い修理費を支払う前に、水道修理業者選びの方法を見直しましょう。


水道修理費はなぜ高いのか

水道修理業者に依頼したときにかかる料金は、出張費、見積もり費、作業費、部品代、そして消費税がかかります。
最近では、出張費と見積もり費は無料の業者も増えていますが、それでも水道修理は高いと感じる方も多いでしょう。
現在の水道業者の値段設定は、修理にかかる時間で決まっているわけではなく、作業内容によって決まっています。

時間ではなく、作業内容で値段が決まるのは明朗な基準である一方、「5分の作業でこの値段?」と驚くことはあると思います。
さらに悪徳業者に引っかかってしまうと、本筋の作業に付随するさまざまな作業をプラスされ、高額な請求をする場合もあるため、必ずしも明朗会計というわけではありません。
移動時間も就労時間であることや、使用する道具が高額であること、作業スタッフ以外の人件費、広告費によって、水道修理費用は高く設定しているところもあるのです。

修理費が20万円から2万円に!水道修理業者の選び方

数字は例ですが、修理の見積もりを出したら20万円と言われた場合、そのまま修理を依頼するのは避けたほうが無難です。
広告費をかけている業者や、24時間オペレーターが待機している業者は、その分お金がかかります。
緊急時の素早い対応が期待できますが、その分、基本料が高めであると考えてよいでしょう。

高額な費用を提示されないよう、業者を選ぶ際は、まず最寄りの水道局に相談してみてください。
市指定の業者に依頼をして、修理の見積額が10分の1になったというケースもあります。

水道局指定とそうでない業者の違いとは?

各家庭の水道は、公共の水道管と直結しており、そのため、公衆衛生上の被害を出さないよう、水道局は、適切な水道工事を行える業者を認定しています。
水道局指定業者は、給水管の新設などができる国家資格保持者がいることが条件に入っています。
この国家資格がなくても、パッキンやトイレ本体の交換はできますが、給水管を新設することや、撤去・修繕を行うことはできません。
水道局や、市が指定した指定給水装置工事事業者でないと「ただのつまりかと思っていたら、排水管に亀裂が入っていた」などのトラブルは対応できないのです。

また水道局指定業者は、不正・不誠実な行為をする恐れがある欠格要件に当てはまらないことが条件なので、異常に高額な修繕費を請求することはありません。
そのため、前述したように水道局指定水道業者に依頼をしたら、請求額が下がるというケースが発生します。

水道局指定水道業者を選ぶメリット

まず挙げられるのが、指定水道業者に認定されている業者は、国家資格試験に合格し「給水装置工事主任技術者」が社内にいるため、技術や知識に不足がありません。
そのため水道局指定業者は、一定水準以上の業者と考えていいでしょう。
水道局指定ではない水道業者は、パッキンの交換など軽微な作業しかできません。
想定外のトラブルがあった際、指定されていない業者では対応できない可能性があるため、初めから水道局指定水道修理業者に依頼したほうがいいでしょう。
またメリットなのは、欠格要件に当てはまらないという条件がある点です。
不誠実な対応をしないと認定されているため、安心して依頼できるでしょう。

しかし、稀に優良とは言えない指定業者も存在します。
料金が高い、対応が誠実ではない、施工不良があるなどのクレームが多数あるなど、指定業者の中にも悪徳業者が潜んでいる可能性があるのはデメリットと言えるでしょう。
このような業者に依頼しないよう、見積もり比較はきちんと行ってください。
また悪徳業者に当たってしまったときは、消費者センターなど、然るべき窓口へ相談しましょう。

見積もり比較の重要性

水道修理を依頼する前に、見積もりを比較するのは重要な項目です。
水道局指定の水道修理業者は、欠格要件に当てはまらないことが条件ですが、相場より高い業者もあるでしょう。
見積もりの比較は、相場を知るために必要な作業です。

相場を確認するには、最低でも3社に見積もりを出しましょう。
見積もりの比較は料金だけではなく、対応速度や工事内容も確認してください。
また説明のわかりやすさや、スタッフの対応、追加料金があるのかも重要なチェックポイントです。