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洗濯の排水ホースは自分で交換できる!交換時期の目安や交換方法を解説
洗濯機へつながっている排水ホースは同じ物を長期間使っていると、水が漏れ出したり、ゴミ詰まりから悪臭を放つようになったりします。排水ホースは、交換目安が2~3年といわれておりますが、経過年数だけではなく状態を見ながらホースを取り換えましょう。
今回は、排水ホースを取り換えるサインやご自身で交換する方法などを解説していきます。
「洗濯機の排水ホース」 交換の目安は2・3年
洗濯後の水を外へ排出する排水ホースは、長期間同じ物を使っていると、内部に水アカや糸くずなどが詰まっていきます。ホース内のゴミをそのままにしておくと、洗濯機自体が故障してしまう原因にもなりますので、排水ホースは2~3年ごとに取り換えましょう。
「洗濯機の排水ホース」 4つの交換のサイン
洗濯機へつながっている排水ホースに以下のような異常が見られた際は、購入から2~3年経過していなくても新しい物へ取り換えましょう。
・排水ホースにゴミが溜まっている場合
排水ホースを2~3年以上使用している間に一度も取り換えていない場合、中にゴミが入り込んで溜まっているケースがよくあります。糸クズや毛髪などが入り込んだままになっていると、ホース内の水が流れにくくなってしまうので、注意が必要です。
・排水ホースからの水漏れ
排水ホースは洗濯で使った汚水が毎日排出されていくため、年月が経つとホースに穴が開きやすくなります。また、ネコや小鳥などの小型動物を飼っている方は、ペットが噛んだり引っかいたりすることで排水ホースに穴が開き、そこから水があふれ出してしまうこともあります。
ちなみに、洗濯機の下へ洗濯機パンを敷いていると排水ホースから水があふれてしまったときに気づきにくいため、ときどき排水ホースの状態をチェックしましょう。
・洗濯機の排水口周りから悪臭がする
洗濯機の下のほうから下水のような悪臭がする場合、ホースの中に水アカなどの汚れが蓄積している可能性があります。臭いが酷い場合には洗濯物に悪臭が移ることもありますので、早めに排水ホースの取り換えを行いましょう。
・排水ホースの劣化
排水ホースが古くなってくると、朽ちてちぎれたり、穴が開いてしまったりすることがあります。排水ホースは長期間同じ物を使い続けると経年劣化をおこしやすいので、2~3年以上ホースの取り換えを行ったことのない方は状態を確認してみましょう。
「洗濯機の排水ホース」 交換方法
排水ホースは以下にご紹介する方法で簡単に取り換えることができます。ただし、接着剤で取り付けられている排水ホースはご自身で取り換えることはできないので、専門業者へ依頼をしましょう。
用意する物
新しいホース、結束バンド、ビニールテープ、ドライバー、ハサミ
交換するときは、純正の排水ホースの利用がおすすめです。ただし、ホームセンターや楽天市場などで販売されている排水ホースでも、洗濯機の型番に合う物であれば十分使用できます。ただし、洗濯機を購入してから10年以上経過していると生産停止している可能性もあり、対応できる排水ホースが見つからない場合もあるのでご注意ください。
交換方法
洗濯機の排水ホースをご自身で取り換える方法をご紹介します。
①既存の排水ホースを外す
ホースクリップを外し、既存の排水ホースを外します。ネジで取り付けられている場合はドライバーでネジをゆるめて外しましょう。
②新しい排水ホースを調節する
楽天市場などで売られている排水ホースは長めに作られていますので、ハサミで既存の物と同じサイズに切りそろえましょう。純正の排水ホースであれば調整の必要はありません。
③ホースクリップを装着する
排水ホースにホースクリップを装着して、洗濯機本体から排水ホースが抜け落ちないようにとめます。ホースクリップがゆるいと水漏れをおこす原因となるので、少しきつめに取り付けるようにしてください。
④排水ホースに排水エルボを装着する
排水口にある排水エルボに排水ホースを装着し、結合部分にビニールテープを巻きます。上から結束バンドを巻くと、より水漏れの危険性を防ぐことができますよ。
⑤排水口に④の排水ホースを差し込む
④の排水ホースを排水口に差し込めば、取り換え完了です。
ご自身での対応が難しい場合は専門業者へ依頼しましょう。
洗濯機の排水ホースは定期的に掃除しよう
洗濯機の排水ホースはこまめに掃除をすると長持ちします。排水ホースは重曹を溶かしたお湯に1時間ほどつけ置きすると水アカなどがキレイに落ちるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
洗濯機の排水ホースは購入から2~3年すると内部に水アカやゴミが詰まってしまうので、2年または3年ごとに取り換えを行いましょう。交換用の排水ホースはご自身で取り換えることもできますが、長さ調節や水漏れなどが心配な方は専門業者への依頼をおすすめします。