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洗濯機底からの水漏れにはプロの修理が必須?自分で直すべきではない理由を解説
水漏れ箇所の中でも対処が難しく、自力での解決が困難になるのが洗濯機底からの水漏れです。この部分から水漏れが起きた場合、プロへの依頼をおすすめします。
今回は、自分で直すべきではない理由を紹介し、安全な解決策をお伝えします。
理由1:洗濯機の転倒で被害拡大の恐れがある
洗濯機の底から水漏れが起きた場合、とくに注意すべきなのは転倒による被害拡大です。水漏れの修理だけで済んでいたはずのことが、思わぬ怪我や事故の原因にもなりかねません。
洗濯機の決定的な故障を招く
水漏れという問題だけにとどまっていれば、パイプやホースなどの清掃やメンテナンス、あるいは洗濯機の一部修理などで解決できる場合がほとんどですが、解決するために洗濯機を動かした際に転倒させてしまい、問題がなかった部分の故障を招く場合があります。高額な洗濯機の場合、数十万円をかけて買い替えなければならず、大きな損失を生みます。
洗濯機の下敷きになり怪我をする可能性がある
転倒した洗濯機に巻き込まれてしまうと、数十キロという重量の下敷きになり、大怪我を負ってしまいます。大人が怪我をしても一大事ですが、小さなお子さんがその場に偶然居合わせてしまったら、大惨事につながりかねません。このようなリスクを排除するためにも自己解決を図ることは避けましょう。
周囲の設備を壊す恐れもある
洗濯機を設置している場所の付近には、洗面台や浴室などがある場合が多く、これらの設備を壊す恐れがあります。鏡やガラスに激突すれば、割れて破片が飛び散ることも考えられますし、壁を突き破ってしまったり、傷付けてしまったりする可能性もあります。これらの修理代は、確実に洗濯機修理の代金よりも高額です。
理由2:洗濯機本体の故障が水漏れの原因か見極める必要がある
水漏れの原因を特定することは簡単ではありません。仮にうまく洗濯機を動かせたとしても、水漏れが洗濯機本体の原因でなければ取り越し苦労にもなります。水漏れの原因究明は重労働ですので、初めから専門家に相談することがおすすめです。
作業場所の確保が必要になる
洗濯機本体に問題があるとわかった場合、底の部分を解体して修理に臨まなければなりませんが、大前提として作業場所の確保が必要です。長距離の移動は困難ですし、その場で修理を行うとしても十分なスペースがとれず、なかなか作業が進まないでしょう。また、専門知識を必要とする細かい修理を行わなければなりません。
ひび割れが起きていたら自力では直せない
洗濯機の底から水漏れしている原因が本体のひび割れだった場合、自力で直すことは不可能です。重労働の末にひび割れを見つけてもどうすることもできず、それまでの作業はすべて無駄になってしまいます。最終的にはメーカーや専門業者からの修理を受けなければ解決できないため、初めから業者に調査を依頼した方が良いです。
原因を探す作業が重労働になる
本体に破損がない場合は、ホースなど接続部分に不良が起きている可能性が高いですが、この際の究明作業は重労働を極めます。洗濯機を寝かせたうえでホースを外したり、排水溝そのものを確認したりする必要があり、一人で作業することは困難です。
洗濯機底からの水漏れは専門業者に相談しよう
洗濯機底の確認や修理を一般の方が行うことは困難ですので、少しでも早く専門業者に相談しサポートを受けましょう。ここでは修理を依頼するメリットや、メーカーの担当者よりも先に専門業者を呼ぶべき理由を紹介します。
これ以上のリスクを排除できる
専門業者では洗濯機を含む水道関連用品の取り扱いに慣れており、これ以上本体を故障させたり、周囲の物を壊したりすることなく修理ができます。業者に依頼した段階で、今以上に状況が悪化することはなくなりますので、被害や損失を最小限に止めるためにも専門業者からのサポートを受けるべきです。
メーカー担当者より業者を優先すべき理由
洗濯機本体が故障した場合、もっとも頼りになるのは家電メーカーの担当者と思ってしまいがちですが、実はメーカー担当者よりも専門業者を優先した方が得策です。メーカーに修理依頼を行った場合、調査を受けるだけでも数千円単位の出張費を請求されることが一般的ですが、業者は出張や見積もりを無料で対応する場合がほとんどです。そのため、まずは専門業者を呼び、修理が可能か否かを確認したうえで、その後の対応を検討した方が確実にお得です。
まとめ
洗濯機の底から水漏れした場合は、原因究明のために洗濯機を動かしたり、寝かしたりする必要があり、これには事故を誘発するリスクがあります。状況の悪化を避けるため、そしてよりお得に修理を受けるためには、自力で直したりメーカーを呼んだりする前に、専門業者に調査と見積もりを依頼することをおすすめします。