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新型ウイルスが大流行、今あるべき水回りのコロナウイルス対策!

2020年3月現在、新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっています。日本国内での感染者の数もどんどん増えており、パンデミックが懸念されつつあります。様々な方面に影響を及ぼしている新型コロナウイルスですが、私たちにとって大切なのは最大限の自己防衛策を取ること。そうすることで、感染のリスクを低減することができます。

そして、新型コロナウイルス対策において重要なことの1つが水回りの衛生管理です。ぜひ参考にして、今日からでも実践してみてください。

 

水回りはウイルスが増殖しやすい環境?

トイレや洗面所、浴室、キッチンなどはどこも使用頻度が高い場所ですが、それと同時にウイルスが増殖しやすい場所でもあります。例えばトイレなどは、冬に流行するノロウイルスが感染する場所としてよくしられています。新型コロナウイルス対策のためには家全体を清潔にするのが理想ですが、特に水回りには力を入れるべきだといえるでしょう。

洗面台、トイレはアルコール消毒で常に清潔に

水回りはどこもウイルスが増殖しやすいといえますが、その中でも特にきれいにしておきたいのが洗面台とトイレです。洗面台とトイレは家族全員と共有する場所のため、常に清潔にしておきましょう。もちろん、新型コロナウイルス対策としては掃除をして見た目をきれいにするだけでは不十分。小まめにアルコール消毒をするようにしてください。

多くの人を不安に陥れている新型コロナウイルスですが、アルコール消毒が有効だということが発表されています。しっかりと効果を得るためには濃度が70%以上のアルコールを使用する必要があるので、十分な濃度であることを確認したうえでアルコールを購入しましょう。

また、新型コロナウイルス対策としては次亜塩素酸も効果的です。ただし注意点としては、次亜塩素酸はウイルスだけではなく人間にとっても毒性が高いということ。次亜塩素酸で消毒液を作るときには、しっかりと取扱説明書を読んだうえで慎重に行うようにしてください。

厚生労働省によれば、新型コロナウイルス対策として次亜塩素酸で消毒液を作る場合には、濃度は0.1%ほどで十分効果的だとのことです。市販されている塩素洗剤は一般的に5%なので、きちんと量を計算したうえで希釈して使用しましょう。

自宅の水回りを感染源にしないためにやるべきこと

自宅の水回りを感染源にしないためには、洗面台やトイレをアルコール消毒する以外にも多くのやるべきこと・注意点があります。いつもの掃除方法では対策にならない場合もあるので、ぜひ確認してみてください。

拭くときには必ず一方向で拭く

新型コロナウイルスの感染を防ぐためには水回りの拭き掃除が欠かせませんが、ゴシゴシとこするように拭くと、かえってウイルスを広げてしまう可能性があります。拭き掃除をするときには、必ず一方向で拭くようにしましょう。こびりついた汚れはゴシゴシと拭かないと取れないかもしれませんが、最後は一方向で拭いて仕上げるようにしてください。

ドアノブを清潔にする

水回りを使用する際に、誰もが必ず触れるのがドアノブです。つまり、ドアノブはウイルスの温床であり、ドアノブにウイルスが付着していると簡単に家族に感染してしまうということ。見落としがちな箇所ではありますが、ドアノブは常に清潔に保つようにしましょう。

床だけではなく壁も清潔にする

普段の掃除では、壁は拭かないという人が多いかもしれません。しかし、ウイルスは床よりも壁に付着しやすいということはご存じでしたか。室内で温度差ができると、ウイルスは気流に乗って上がったり下がったりしながら、壁に付着していきます。汚れているように見えなくても、壁はしっかりと掃除するようにしてください。

トイレを掃除する順番は壁→床→便器

トイレを掃除するときには、順番が大切です。便器を掃除すると、思っている以上に水しぶきが飛んでしまいがち。壁と床のウイルスを取り除いてから便器を掃除するのが、最も効率がいいといえるでしょう。なおトイレは不衛生になりがちな場所のため、掃除するときにはマスクや手袋、ゴーグルなどをするのがベストです。掃除の後には、忘れずに手洗いとうがいをするようにしましょう。

しっかりと新型コロナウイルス対策をして感染防止を

新型コロナウイルス対策として、ウイルスが増殖しやすい水回りを清潔に保つことは非常に大切です。多くの地域で感染が拡大している今だからこそ、普段の掃除方法を見直してみましょう。感染を100%防ぐことはできなくても、リスクを減らすことは十分にできるはずです。

もちろん、新型コロナウイルスに感染しないためには他の対策も必要です。小まめに手を洗う、マスクをする、できるだけ人混みを避けるなど、できることを徹底していきましょう。非常事態だからこそ、みんなで力を合わせて感染防止対策に取り組んでいくことが大切だといえるのではないでしょうか。