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水のトラブルに関するコラム詳細

凍結した後どんな行動をすればいい?防止策ってあるの?

何も対処をしていなくて、ある日給湯器からお湯を使おうとした時にお湯が出てこない、水道から水も出てこないということもあるかもしれません。
真冬にはこの凍結が起こりやすく、自分の家で起きている時は近所や同じアパートやマンション内で発生している場合も多いです。
もし凍結した時はどんな対処をしたらいいのか、そもそも凍結しないためにはどのように対策をしておいたらいいのかなどを解説していきます。

一戸建ての場合とアパートの場合

もし一戸建てに住んでいれば自分たちで判断をしてもいいですが、もしアパートなどに住んでいて人から借りている場合は、まずオーナーさんや管理会社に電話をしましょう。
ただ平日の電話がつながる時間にだけ凍るとは限らないので、もし管理会社から何かあったらここに連絡をと指定業者があればそこに電話してみましょう。
業者の場合24時間対応のところも多く、電話がつながる可能性も高いです。
そんなの分からないという時には、入所者のしおりや指定業者の一覧など自宅に保管しているものを確認します。

凍結するとどんな風になってしまう?

水やお湯が出なくなってしまうだけでなく、凍結してしまうと水道管が破裂してしまう虞があります。
凍結したものを溶かすだけであればそこまで料金が高いものにならなくても、もし破裂となってしまうと、新しい水道管と交換しなければならないため費用が高くなってしまいます。

二度と凍結をさせないために防止策も覚えておこう

凍結してしまった時に大変な思いをして、二度とこんな思いをしたくないと感じてしまうはずです。
まずは防止策もありますのでいくつか紹介していきます。

発泡スチロールで対策

私たちも夏は半そでを着て、冬には寒くなるので帽子や厚手のジャンバーなどを着用します。
水道管も同じで特に冬は外に露出したままでは寒いため、発泡スチロールで寒さ対策をするだけで変わってきます。
発泡スチロールを選ぶ際には、やわかいものを選び丁寧に巻き付けておきましょう。
もしない場合や他のもので代用を考えている時には、毛布やタオルなどもおすすめです。

あらかじめ水を出したままにする

ポタポタくらいの水の量であれば、それほど水道料金が急に変わる訳ではありません。
マイナス4℃以下になると凍結の虞があると言われていますので、その時だけで意識をして水を夜中もずっと出しっぱなしにしましょう。
少しの量でも水道が動いている状態になり、凍りにくくなります。

室温でもだいぶ変わる

自宅にずっといて夜中なども実はエアコンをかけて寝ているという家庭の場合、意外と室内の温度は寒くなりすぎないので水道管も凍りません。
トイレや洗濯機に関しては室温を暖めるだけでは難しくても、他の箇所はふんわりと室内が暖かいだけで水道管も凍るリスクが少なくなります。
温度は早朝が一番冷え込みやすいと言われていて、ここでしっかりと凍ってしまう可能性が高いです。
この時間だけでもエアコンで室内を暖かくしておくだけで、凍結しにくくなります。

凍るのは水道管だけではないので注意!

オール電化ではなくガス給湯器を使っている場合、実は真冬に氷点下以下の気温になって凍ってしまう場合があります。
水の動きがあればまだいいのですが、まったくなくなってしまうとそのまま凍ってしまいやすいです。
特に給水配管と呼ばれる部分と、給湯器本体内の配管部分が凍結しやすくなります。
水道管だけでなく、給湯器にも心を配るようにしておきましょう。
万が一凍ってしまった時には、給湯器リモコンの運転をOFFにして、給湯器本体の電源コンセントは抜かないようにします。
できれば自然解凍をし、破損がないかなど確かめるようにしてください。
水漏れなどがある時には、自分でなんとかしようとせずに専門家へ依頼しましょう。

万が一凍結したらこの方法を使ってみよう!

業者に頼む前に自分でも凍結後、対処してみる方法はあります。
簡単にできるのはぬるま湯を凍っている配管にかけるという方法で、少しずつ水にしていきます。
ただ熱湯をかけてしまうと、配管が傷み破裂につながってしまうので絶対にやめましょう。
このほかにも温めるという発想で、ドライヤーなど熱が出るもので溶かすという方法がありますが、急激で局所的な温度変化を引き起こしてしまうと破裂につながるため、慎重に行ってください。
特に何十年と同じ水道管を使っている場合、塩ビ管が古くなってきていて少しの衝撃でも破裂してしまう可能性があります。
凍結し氷が膨張した場合、古い配管の方がリスクは高いと言えるでしょう。

凍結するタイミングとは?

外気温が-4℃以下の場合には凍結するとのデータがあります。
また日陰で風の強い場合には、-2℃程度でも発生するとされています。
気象庁では「水道凍結指数」という指数を発表し注意を呼びかけているのはご存じでしょうか。
雪が降り積もってきたら凍結のサインでもあるため、水道凍結指数にも注視してみることも大切です。

水道管の凍結トラブルに見舞われた際には、破裂する前に水道修理の専門業者や水道局指定の水道修理業者にご相談ください。