台所の水漏れは、毎日の炊事や食器洗いなどができなくなってしまうだけの問題ではありません。
戸建てでも棚にしまっていた食品や調理器具などがダメになってしまう恐れがありますし、集合住宅の場合は他のご家庭にまで迷惑をかけてしまう恐れがあります。
すぐに修理・交換作業にあたりたい台所の水漏れトラブルについて、簡単にまとめました。

台所の水漏れが起きやすい箇所

台所で水漏れが起きやすい場所としては、水栓・排水トラップ・排水ホースといったところがあります。
水栓は毎日ひねったりすることで金具がどうしても緩む・劣化するという事情があるので、普段から気をつけていてもある時急に動きがおかしくなることは仕方ありません。
シンク下を片づけたりしているうちに、排水ホースを思わず傷つけてしまい水漏れしてしまうというケースも時々見受けられます。
排水トラップ部分も水漏れが起きやすい代表的な箇所で、パッキンなど部品の劣化で水漏れが起きることがあります。
食品の残りカスなどが詰まってしまうといったことが原因で、思わぬ水道トラブルに発展することがあるので油断なりません。
食器洗いをすると一息ついて休みたくなるところですが、できればこまめに排水トラップなども丁寧に清掃して水道トラブル予防に努めたいところです。

部品交換で対応できるケース

水栓のゴムパッキン・キャップナットといった細かい金具が破損している場合、比較的修理が容易です。
水道修理業者に依頼しても数千円程度、時間も非常に短く終わるケースが多く水漏れ自体もあまり深刻なものとはなりません。
必要な工具もモンキーレンチーなど一般的なもので十分で、普段からDIYをしている方なら工具箱にあるものだけで事足りるでしょう。
肝心の交換用部品もホームセンター・通販サイトなど一般的な小売店舗で簡単に見つけられます。

台所の水漏れ修理で注意しておきたい点

台所の水漏れ修理を自分でやるにあたっては、まず元栓を閉めてそれ以上水が流れてこないようにすることが重要です。
元栓自体に故障が見られる場合は速やかに処置しなければいけないので、すぐに修理業者の方を呼んで根本的に水が止まるよう修理してもらわなければいけません。
水栓部分でも排水ホースを交換するにあたっても気をつけないのが、規格など自宅に合った交換用部品を間違わずに購入することです。
各家庭の台所で使われている排水機構や水栓は決して同一ではなく、パッキン一つとってもそのサイズは細かく分かれています。
ホームセンターなどで購入する際はパッキンの実物を持っていくなど、買い間違いをしないよう細心の注意を払いましょう。

シンク下まで被害が出かねないケースはすぐに業者へ連絡を

水栓の比較的対処が容易な水漏れではなく、排水管や排水ホースなどで起きた水漏れとなればDIYでの対処が難しくなります。
排水ホースであれば水栓よりも難易度が高まりますが、こちらもホームセンターで効果用のものを購入し自力で交換することは可能です。
しかし排水管のひび・破損といったケースは簡単に修復できず、どうしても修理業者に依頼する形になるでしょう。
簡単な作業なら数千円、高くても1万円前後といった料金で水道トラブルの多くは解決できます。
業者の方に依頼すれば、即日で水が使えるようになるので迷わずすぐに連絡を入れましょう。
早いうちに復旧させずに放置しておくと、シンク部分だけでなく水が漏れてきてはまずい台所の床や床下、階下といった部分にまで被害が及ぶ可能性もあります。
台所の水道トラブル以外の水道トラブル全般で共通することですが、水漏れ・詰まりといったトラブルはちょっとしたことでも甘く見ず素早く対応するのが鉄則です。

台所の水漏れ修理を業者に依頼した際の流れ

台所の水漏れを水道業者の方に修理してもらう際は、まず電話で状況を説明しましょう。
迅速解決が命の水道トラブルなので、水道トラブルを専門に扱う業者では24時間365日受け付けで営業しているのが一般的です。
曜日・時間帯に関係なくお客様の自宅まですぐに駆けつけてくれます。
水道業者の選び方としては、近所に拠点がありすぐに来てくれることも大事ですが信頼感・安心感を第一に選ぶのがおすすめです。
料金はもちろん、技術力やサービスといった点でも口コミ評価で良い評判を得ている地元の優良業者を検索しましょう。
また、水道修理は素人目に見て修理が本当に必要な箇所とそうでない箇所がわからないので業者の方の説明が明快でわかりやすいことも重要です。
作業前には必ず見積もりを提示してもらい、総費用がいくらかかるかをはっきり教えてもらってから作業を始めてもらいましょう。
事前に説明などなく全てを業者の方任せにする方もいらっしゃいますが、高額請求といったトラブル予防のためにもしっかり現地診断に立ち会うことをおすすめします。