家庭の水回りの中で、意外に水漏れする可能性があるところの一つが洗濯機回りです。
毎日使う方が非常に多い場所ながら、お風呂・トイレ・シンクと比べると掃除の優先頻度があまり高くなりにくいこともトラブルの原因と言えます。
排水口・排水ホースなどから水漏れしてしまう場合、そこから漏れる水で床がびしょ濡れ・泡まみれになってしまう可能性も少なくありません。
洗濯機の運転中は洗濯機のそばから離れていることも多いはずで、水漏れに気付いた時にはかなり被害が大きくなっていることもあります。

必ず避けたい排水口や排水ホースの水漏れを予防するための日頃のお掃除方法、万が一水漏れに気付いた際の修理についてまとめました。

洗濯機周辺の掃除に悩む方は多数

洗濯機周辺は身体や腕が入るスペースがなく、排水口のあたりを掃除するのが難しいと感じる方は少なくありません。
普通洗濯機は脱衣場の洗濯機設置スペースに置かれますが、特に賃貸住宅などは脱衣場のスペースが非常に狭く洗濯機を置くと隙間がほとんどない場合もあります。
排水ホースをつなぐ排水口が、床の奥のほうにあるとさらに掃除が不便です。

排水口周りの髪の毛や埃などが気になりながら、掃除の手間を考えるとなかなかできないという場合があるのも頷けます。
有効な手段として、かさ上げ台を足に設置して手や掃除機などを差し入れやすくする方も多いです。

しっかり掃除しないと排水周りで詰まりや水漏れが起きることも

なかなか簡単にはいかない洗濯機の排水周りの掃除ですが、掃除を怠り埃や髪の毛・洗剤のカスなどが溜まっていくと排水口の詰まりや水漏れなどのトラブルの要因となることがあります。
手間がかかっても大掃除の時だけでなく、定期的に汚れが溜まらないように掃除するようにしましょう。
洗濯機の排水口周りで水漏れが起きると、集合住宅の下の階や床下部分など脱衣場以外の部分にまでトラブルが広がるケースもあり得ます。

洗濯機を使う際は一度に流れる水の量がかなり多いので、水漏れトラブルが短時間のうちに大きなトラブルになることが少なくありません。
定期的なメンテナンス・掃除が厄介な水道トラブルを防ぐことにつながるので、洗濯機回りの衛生環境にしっかり気を配るようにしましょう。

まずは冷静に異常箇所を確認

万が一洗濯機回りの床が濡れていて、水漏れがあるのではないかと疑わしい場合はまずしっかり水漏れの原因を突き止めることが大切です。
蛇口と給水ホースの接続部分の金具が緩んでいるなど、本当に些細なことが原因で水漏れしていることもよくあります。
洗濯機のホースは止水弁があるので、つなげている蛇口は常に開けっ放しになっているという家庭が多いです。

しかし万が一接続に問題があり止水便が働いていないとなれば、その間ずっと水が床に流れ出てしまうことが避けられません。
長期外出時などに水漏れがあると、床に流れる水の量は相当な量となってしまいます。
普段洗濯機を使っていて給水ホースのあたりから音がする・洗濯機に水を流す挙動がおかしいなど故障の前兆があった際は一度使用を止めましょう。
しっかり金具を締め直す・ホース破損がないか確認し、必要があればすぐ部品交換などの対処をとってください。

自力で修理できる場合とできない場合

洗濯機回りの水漏れがあっても、原因を特定できれば排水口内のパッキンや給排水ホースなどの部品交換で対応できる場合もあります。
ホースなどは新品を購入して取り付けるだけですし、パッキンなどの部品もホームセンターなどで売っているので工具があれば交換作業はそれほど困難ではありません。

一方、排水管など排水設備の奥のほうで異常がある場合などDIYでは手の出せないところで水漏れが起きているケースもあります。
水漏れは被害をいち早く食い止め早期解決するに越したことはありませんので、手に負えないのではと感じた際は一刻も早く水道トラブルの修理専門業者を頼りましょう。
業者の方が訪問してくれるのを待つ間も、床下部分などに被害が及ばないようしっかりタオルなどで水漏れ被害防止に努めることが大切です。

洗濯機の水漏れ修理を専門業者に依頼する際の注意点

洗濯機の水漏れ修理など、水道トラブル解決を業者に依頼する際は業者選びと見積もりの確認をしっかり行いましょう。
水道修理はトラブルが起きた時に初めて依頼するものなので、安心感・信頼感が一番重要です。

実績豊富な水道局指定工事店である・見積もりの説明が丁寧でわかりやすい・保証制度がしっかりしているといったポイントで業者を選びましょう。
広告で非常に安い金額を提示して宣伝を打つ業者もあるのですが、水道工事はいつも最低料金だけで済むとは限りません。
後からオプションなどで高額な追加費用を請求されトラブルとならないよう、金額についても誠実な見積もりを約束・実行してくれる業者に依頼するのが安心です。